グループホーム「希望の家」


  • グループホーム 希望の家

認知症ケアにおける私たちの使命:
専門性の高い認知症ケアを目指します

がんと同じように認知症も中年期以降、誰がいつ罹っても不思議ではないありふれた病気です。とりわけ、高齢者は2~3割の方が脳の老化による認知症に陥ると言われています。

私たちは「自立支援」の法人理念に基づいて、認知症の方一人ひとりを「ボケてわけがわからなくなったお年寄り」ではなく「記憶は薄れても様々な知恵と力を持っている人生の大先輩」として敬い、個別で固有の存在として可能な限りご自身の知識・理解・判断・希望を尊重し、専門家としてご自身の残存能力を発見・発掘・育成し、「廃用症候群」を招きやすい安静制限よりも、多少リスクはあったとしてもその人の希望する生活活動を支援し、人生の最後がくるその日まで親密な関係を保ち、認知症の方々から大きな学びを得て、認知症介護専門職として成長し続けることが私たちの使命です。

認知症介護を単なる「お世話(介護)の場所」から、より専門的な「ケアの世界」に向けて包括的に発展させることができれば、認知症の方々が抱えている幾多の精神的・身体的苦しみは随分改善されます。これはちょうどホスピス緩和ケアの進歩により末期がんの方々が痛みや苦しみから解放されるのとよく似ています。私たちはそのために、以下のような研鑽を積み、知識や技術を習得して、笑顔で寄り添うことのできる高度な専門職として、認知症ケアの最前線に立ち続けたいと思っています。

認知症ケアにおいて
私たちが習得目標とする専門的知識や技術のための課題

習得必須3教本

  1. バリデーション技法(アメリカ発祥):認知症ケアに必要なコミュニケーション技法
  2. パーソンセンタードケア(イギリス発祥):その人らしさを支えるためのケアの考え方や実践法
  3. 認知症の人とともに(認知症の自我心理学入門)―認知症の自我心理学入門(スウェーデン発祥):認知症の方の心理学的分析と適切な対応法

の3冊の書籍の意味内容を十分に吟味習得し、日常現場で果敢に認知症クライアントと向き合いフィードバックを得ながら、それらの大切な要素を統合した認知症ケアの実践理論を部門内で確立する。もちろん、その他の認知症に関わる書籍や雑誌の精読にも日々取り組んでいく。

さらに、KOMI理論(金井一薫:東京有明医療大学教授)を従来疎遠であった看護と介護の世界における統合的な“生活者としての人間支援システム理論”として現場で活用できるようになることをテーマにしています。

グループホーム希望の家

グループホーム希望の家の運営理念(使命)

1. 適切なコミュニケーション
私たちは、バリデーション技法に基づいて入居者様とのコミュニケーションを大切にしています。その方の人生の営み(生活史)をより深く知り、個々の築き上げてきた世界観・価値観に対して受容的・共感的態度で接します。また、お一人お一人の苦労された体験や未解決の人生課題に対して真剣に耳を傾け、ご自分の人生を肯定的に振り返ることができるように適切な傾聴の態度で接します。
また入居者様同士でも友好的なコミュニケーションができるよう支援し、なじみの関係を深めていき、また、「仲良し仲間」だけではなく、時には意見の衝突もなごやかな雰囲気で交わすことができ、ご自分の思いや感情を率直に表現できる場になるよう努めます。
2. ライフスタイルや価値観の尊重
グループホーム希望の家では、入居者様お一人お一人が今までの人生で培ってきた価値観やライフスタイルを尊重し、人生の連続性が保てるように支援いたします。
就寝時間、起床時間といった一日の生活サイクルも、一律に規則化するのではなく、その方のご希望をできるだけ尊重いたします。
洗濯、調理や掃除といった家事行為も、入居者様お一人お一人の残存能力を的確にアセスメントして、可能な限りご自分で行っていただけるように見守り、支援いたします。その事を通じて、ご自分の役割や居場所を見出し、達成感や満足感を十分に感じていただけるよう努めていきます。
趣味や嗜好についても毎日の買い物同行を通じてご希望を尊重するように努めています。日常のアクティビティーに加えて花見、ドライブ、夏祭り、紅葉狩り、観劇、南京町で中華料理を堪能するなど、入居者の方の意見をお聞きしながら、様ざまなイベントを行っています。
3. 適切な介護
身体的介護も適切に行い、リハビリ専門職や寝たきりなどの障害におちいることがないよう留意いたします。
4. 地域との交流
私たちは市域に開かれた生活施設として、地域社会との関わり・地域住民の方々との交流を大切にしています。日常的にボランティアの方々に協力をいただき、庭園や菜園づくりや音楽会などを楽しんでいただいております。また施設内に併設している内科外来の患者様へのお茶サービスを入居者とともに行っています。
5. ケアの専門性の確立
私たちは、認知症ケアの専門家として、スタッフ一人ひとりが、知識と技術を習得し、常に考え続け、適切なケアを実行していけるように努めます。入居者の方のちょっとした行動や言葉の変化を敏感に感じ取り、ともに喜び、悩み、感動できることを大切にしています。
認知症になったからといって、何もできなくなったわけではありません。ただ、「何をしようとしていたのか」、「どのようにしたらいいのか」をちょっと忘れてしまっただけなのです。それらについてさりげなく、必要なだけ手助けをさせていただきます。このちょっとした、適切な援助によって認知症の方々は自信を取り戻し、落ち着いた生活を続けることができます。認知症になってもあたりまえの生活を送り続けてもらうことが私たちの目標です。

生活スタイル

デイサービス 写真1

グループホーム希望の家では、その方が今までの人生で培ってきた生活を尊重し、当り前の生活を送れるように支援いたします。

毎日の生活の中で、洗濯や調理や掃除など生活の中で必要な事柄は、入居者様が行っていただけるように支援いたします。それらの活動を通じて、役割を見出し、達成感や満足感を十分に感じていただきグループホームでの居場所を確保していただけるように努めております。

そのかたの生活史をより深く知り、コミュニケーションを大切にしています。 グループホームでのなじみの関係を深めていき、仲良くだけではなく、意見の衝突も自由にでき、ご自分の思いや感情を大切にできる場所です。

またその方を取り巻く地域社会との関わりを大切にしています。毎日の買い物、ボランティアとの交流、施設内に併設している内科の一般外来の患者様へのお茶サービス、花見、ドライブ、夏祭り、紅葉狩り、新開地劇場鑑賞、南京町へご馳走を食べに行くなど、入居者の方の意見を尊重しながら、様ざまなイベントを行っています。

私たちは、認知症ケアの専門家として、スタッフ一人ひとりが、考え、実行していけるように努めています。入居者の方のちょっとした変化や、言葉から一緒によろこんだり、悩んだり、感動していけることを大切にしていきます。

私たちが日々心がけていること

適切な援助

認知症になったから、何もできないわけではありません。ただ、「何をしようとしていたのか」、「どのようにしたらいいのか」をちょっと忘れてしまっただけなのです。それらについてさりげなく、少しだけ援助をさせていただきます。このちょっとした、適切な援助によって認知症の方々は安心し、落ち着いて生活を続けることができます。その中で、自分のできる力を最大限に発揮していただき、認知症になってもあたりまえの生活を送り続けてもらうことを目標としています。