四国歩き遍路 (第37番岩本寺まで)|スタッフブログ|林山朝日診療所グループ|神戸市須磨区・長田区・西区

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2013年01月30日

四国歩き遍路 (第37番岩本寺まで)

毎日忙しく暮らしている中で、ふと山の風や土の臭いや海の音がよみがえります。この頃は少しご無沙汰していますが、夫と四国の八十八ヶ寺の歩き遍路をしています。週末だけの区切り打ちなので、4年かかって足摺岬の近くまで行く事ができました。(37番と38番の間くらい)
大雨でも、強風で傘が飛ばされそうになっても、35℃の炎天下でも、お寺に辿り着かずひたすら歩くだけの日でも、2日分の食料を入れたリュックがずしりと重いけれど(コンビニもなくて困ったので)、負けずに一生懸命歩いて歩いて目的地まで行き、そしてなんとか帰りの高速バスに乗り込みます。
出発前は歩きながら自分と向き合おうとか、考え事をしようとか思っているのですが、実際はいつもしんどすぎて、ただただ前に進むだけです。しんどい以外、何もありません。

それでも何故か、また行きたくなるのです。誰かが、本で 『四国病』 と書いていましたが、そうかもしれません。

徳島「発心(修行への志を固める)の道場」 は済んで、今は高知「修行(自らと向き合って苦闘する)の道場」、来年は愛媛の「菩提(迷いから解かれる)の道場」に至り、何歳になるか分かりませんが、いつか必ず香川の「涅槃(悟りに至る)の道場」に辿り着きたいと思っています。

武貞 祥子

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